本校は、明治14年開校以来、「子どもは地域の宝」として見守ってくださる地域の皆様に支えられて、創立143年目を迎えました。「一」を大切にした鵜飼の教育として、一人一人の子どもをかけがいのない存在として認め寄り添い、一時間一時間の授業で鍛え慈しみ、生きる力を育むことを目指します。そして、滝沢市のめざす学校像「『正義』と『信頼』の学校」の実現と、本校の基本目標「未来をたくましく生きる うかいの子」の育成に向けて、「誠意」と「熱意」をもって「創意」工夫を重ねながら、子どもたち一人一人が「笑顔」で生き生きと学ぶことができる教育活動を推進し、家庭や地域、関係機関と協働し開かれた学校づくりに「挑戦」してまいります。 |
1 めざす学校像
「正義」と「信頼」の学校
(1)「正義」が通る学校づくり
学校生活にとって最も大事なことは、子どもたちが安心して、生き生きと生活が送られるような学校・学級づくりをすることです。そのためには、正しいことが正しいと堂々と言える正義が通る学校づくりが大切です。
学校生活において、子どもたちは人間関係を学ぶとともに、人を傷つけるような言葉を発したりすることなどから様々なトラブルが生じます。その時々に、教員自身が正義の言葉をもってきちんと気づかせること、正義の姿勢を示すことが大切です。人格まで傷つけるようなことを子どもが言ったとき、絶対に許さないという毅然とした姿勢を教員が示し、子どもに気づかせることが重要です。
(2)「信頼」される学校づくり
「正義」が通る学校の実現のためには、教員が、児童生徒、保護者、地域から「信頼」されることが必要であり、教員と児童生徒、教員と保護者が互いに信頼し合い、地域と一緒になって取り組むことが大切です。
保護者が学校に対して、対立の関係ではなく、保護者が学校と相談する関係を築いていくこと、子どものためにという視点で話を進め、常に一緒になって考えていくという信頼し合う関係が築かれるような学校づくりが大切です。
2 めざす教育
滝沢市の学校教育目標は「明るく かしこく たくましい子ども」の育成です。この実現を目指し、滝沢市の「第2次滝沢市総合計画前期基本計画(R6〜R9)」で示された5つの基本施策の1つ「『生きる力』を育む学校教育の充実」に基づいて、次の3つの施策を展開しております。
施策1「確かな学力を育む教育の推進」
施策2「豊かな人間性や社会性の育成」
施策3「健康・安全活動の推進」
これら3つの施策を推進する中で、子どもたちが学びによる幸福感を味わえるような学校教育を目指してまいります。「確かな学力を育む教育の推進」については、これからの時代に求められる資質・能力の育成を目指して、小・中学校における授業改善を支援していきます。滝沢市小・中学校ジョイント・スクール事業では、小・中学校が連携して、一人一台端末のタブレットなどのICT機器を効果的に活用した「主体的・対話的で、深い学び」の充実に取り組んでいきます。また、小学校において、専門性の高い専科教員による授業を提供する教科担任制、大学等と連携したプログラミング教育の推進に努めていきます。「豊かな人間性や社会性の育成」については、「滝沢魅力学」を通して、児童生徒が、滝沢の魅力を再発見する機会を設定することで、郷土を愛する心を育んでいきます。不登校傾向のある児童生徒への支援については、児童生徒が自己存在感や充実感を感じられる環境を提供する「居場所づくり」と、日々の授業や行事等において、すべての児童生徒が活躍できる場面を実現する「絆づくり」の取組を推進し、誰一人取り残さない学びの保証に取り組んでいきます。いじめ防止については、「いじめは絶対に許されない行為である」という共通意識のもと、いじめの実態把握に向けた定期的なアンケート調査の実施や教育相談による面談の実施、市教育委員会作成のリーフレットを活用したいじめ防止のための取組の実施、相談窓口の周知等により、いじめの未然防止・早期発見に努めていきます。「健康・安全活動の推進」については、中学校部活動指導において、「滝沢市部活動ガイドライン」に基づき、市内中学校に部活動指導員を配置し、教職員と連携して指導に当たりながら、生徒の心身にわたる成長と学校生活の充実を目指し、生徒にとって望ましい部活動の環境を構築していきます。また、児童生徒の安全については、関係機関と連携を図り、通学路や交通安全施設等の安全安心な環境整備に取り組むとともに、スクールガードやPTA、地域等の協力を得ながら、通学路の安全や通学時の交通安全指導を徹底し、児童生徒の安全意識を高めるよう努めていきます。さらに、「いわての復興教育」の取組を通じ、各学校での防災教育を推進していきます。
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